ヘルメットの記事です。僕はオフ車(モタード)乗りなので、オフロードタイプのヘルメットをよく使っています。
用途は通勤、ツーリング、たまに林道で、すべて基本オフヘルです。せっかくオフ車に乗るのなら、やっぱりヘルメットもオフヘルで揃えたいですよね?実際この組み合わせはとてもかっこいいと思います。
シールドがない(一部シールドがあるタイプのモデルもありますが)ので使い勝手が悪そうなイメージもあるオフヘルですが、競技での性能やかっこ良さ以外にもいろんなメリットがあるんです。
- 開口部が大きいのもあって風通しがよく、蒸れにくい。
- 口元が広く、ダクトもあるので呼吸がしやすい。
- シールドが無くゴーグルを使うので、呼気が籠らず視界が曇りにくい。
- バイザーは泥だけじゃなく眩しい日差しも遮れて便利。
- オフヘル独特の見た目がかっこいい
などなど。逆にデメリットも当然あるんですが、
- 開口部が大きいので冬は顔が寒い。帽体自体の風通しもいいので尚更。
- 雨が降ると顔に当たって痛い。理由は同上。
- バイザーがついているので高速走行や強風で煽られやすい。
- ゴーグルの着脱が面倒。
そのままメリットの裏返しって感じですね。自分はそれほど気にならないです。
ただ基本的に競技指向の強いモデルが多いので、一般的なツーリングに使う用途だとインカムを取り付けるスペースがなかったりという不便があったりします。
そこを含めて、ツーリングでもオフヘルを使う人におすすめなのが、タイトルにもあるZEALOTのMad Jumper2です。
ZEALOTはgodblincという日本の会社が展開しているブランドで、製造は海外のようですが品質管理が徹底していて製品のクオリティも高いです。
日本のブランドなので当然日本人の頭の形に合わせて設計されていて、海外ブランドのヘルメットにありがちな頭の形が合わなくて痛くなったり、帽体のサイズが異常にでかくて頭でっかちな見た目になるという事もないです。
情報量が多くなって申し訳ないのですが、このヘルメット本当に凄くて
- 帽体がカーボンとFRPのハイブリッドで滅茶苦茶軽い!(約1,100g)。FRPのモデルもあってそっちも普通に軽いです。
- なのに異常に安い。タイミングにもよりますが、自分は3万円台後半くらいで買えました。他のカーボン素材のヘルメットなんて10万以上とか普通です。
- SG/MFJ規格取ってます。つまりレースでも使えます。
- 内装の耳に当たる部分にスピーカーホールがあります。インカムのスピーカーを仕込みやすいです。
この中でも特に軽さには多大なメリットがあって、長時間被っていても首が疲れにくかったり、ジャンプなどの衝撃で頭が振られるシーンでも軽い分余計な振られ方をしにくいです。
そしてツーリングで使うのに特におすすめな機能としては、内装にスピーカーホールが空いているのでインカムのスピーカを仕込むのがとっても楽です。オフヘルでスピーカーホールがあるものって他だとほとんど無くて、内装を加工したりして無理やりつける必要があったりして大変なんです。ちなみに、厚めのスピーカーを仕込んでも耳周りのスペースに余裕があるので痛くなったりせず快適でした。
ただ、外装はかなりリブが立ったデザインで凸凹しているので、インカム本体を張り付けるのにはちょっとしたコツが必要です。これも追って記事にしたいと思います。
ちょっと気になる部分についてですが、顎紐が全体的に長めになっていて余り気味になる所や、遮音性がイマイチで風切り音も大き目です。あとAraiやSHOEIと比較すると細かい部分の質感は少し劣りますが、普通に使用する上で致命的なネガはないと思います。普通に競技で使用している選手の方もいらっしゃるようです。
まとめですが、この価格でこのクオリティのヘルメットはなかなか無いと思います。オフロードバイクに乗り換えて、初めてオフヘルを使ってみたい人にもおすすめです。サイズ感も国内のメーカーのヘルメットと大差無いように感じます。最近取り扱う用品店も増えてきたようで、けっこう見かけたりするので試着してみると軽さも体感できると思います。
ほかに知りたいことがあればコメントしてもらえると嬉しいです。
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