オフ車(モタード)に乗っているなら、やっぱり足元もそれっぽいブーツを履きたい。
でもメインの用途が街乗り(通勤)やツーリングなので、ガチガチのモトクロスブーツやエンデューロブーツは重いし歩き辛いし脱ぎ履きもちょっと手間。
というので、もうちょっとライトに履けるオフロードっぽいブーツを探していて、これを見つけました。
アルパインスターズのベリーズ ドライスター ショートブーツ(長い)です。画像は三か月ほど履いた状態です。
国内での販売は有名所のショップだと終了していたり、扱っていても高価だったりした(6万円弱)のでFCmotoで個人輸入しました。
それでも本体+送料+関税(革製品なので高い。¥8000位)で5万円くらいかかったのでそれ程安くはなりませんでしたね。個人輸入のリスクを考えたらあんまりおすすめ出来ないです。
配送はUPSでしたが、注文から到着まで大体一か月掛かりました。あんまり評判は良くないみたいです。自分はちょっとしたトラブルはあったものの、メールで丁寧に対応して頂いたのでなんとか無事受け取ることができました。参考までに。
普通のオフロードブーツだと膝下くらいまでの長さがあるんですが、これは脛の真ん中くらいまでのショートブーツです。ドライスターってのはアルパインスターズ独自の透湿防水フィルムのことらしいです。
サイズは普段履いているスニーカーのワンサイズ上を購入しました。スニーカーが25.5cmなのでこのブーツは26.5cmにあたるサイズです。
ちなみに、アルパインスターズはシューズとブーツでサイズの設定が違うので注意です。公式のサイズチャートで要確認です。
ぱっと見はオフロードブーツをまんま短くした感じですが、あんまりゴテゴテしていないシンプルなデザインです。
ストラップも二本で少ないです。くるぶしの外側はヒンジ構造になっていて、足首の前後の部分はシャーリングになっているので前後に曲げやすくなっています。
内側もツルっとしたデザインですね。バイクのフレームへの攻撃性も低いと思います。足首で車体をグリップした時の感触も、変なごつごつ感も無く自然です。くるぶしの内側にはプロテクターが入っています。
ただ、右足でブレーキ操作をする時に車体に擦れる部分はちょっと削れてきてしまっています。
革なのですぐに穴が開くことは無いと思いますが、広がる前に早めに補修しようと思います。
左足のシフトパッドの部分は、ペダルと擦れて削れています。シフトペダルをチップまでアルミの物に交換している事の影響が大きいと思いますが、パッドの素材もちょっと柔らかめかもしれません。
ちなみに、雨の日にシフトチェンジするとめっちゃ滑りますwブーツとペダルの相性は見ておいたほうが良いですね。
ソールの形状は…何といえば良いのか。フラットなブロックソール?
モトクロスブーツ程ツルツルでは無いけど、エンデューロブーツほどグリップするでもない感じです。
まあ普通に歩きやすいですし、濡れたアスファルトの上で滑ることもありません。バイクの操作感もいいと思います。
履き口は大きく開いてくれます。ストラップ二本とベルクロだけなので脱ぎ履きはとってもしやすいです。
足首は軽い力でも前後に結構動きます。ただ、履き始めはまだ革が固いのでほとんど曲がりません。履いていくうちに馴染んで柔らかくなっていく感じです。
・しばらく(3か月程)履いた感想
まずはショートブーツなので、モトクロスブーツなどに比べたら随分楽に履けます。重量も軽いです。
それでいて各部にしっかりプロテクターがあるので、足首周りを守られている安心感があります。
それとかなり防水性能が優秀で、何度か夏のゲリラ豪雨に遭遇しましたが、履き口をレインパンツで覆っていれば内側に浸水することはありませんでした。靴底の厚みより深い水溜りに足をついても大丈夫でした。
気になる部分としては、足首が動かしやすい方ではあるもののオフロードブーツであることに変わりはないので、ロード用のブーツやライディングシューズに比べると足首はガチガチです。
シフトチェンジは膝下全体を動かして行う感じになりますし、リアブレーキ操作もステップから足を浮かせた状態でブレーキペダルを踏む感じになります。慣れるまではかなり操作しにくいと思います。
バイク側の調整も必要で、シフトペダルの下につま先が入るように取り付け角度を上げておく必要があります。
一般的なオフロードバイクは大丈夫だと思いますが、シート高がそれほど高くないアドベンチャーバイクやロードスポーツモデルだと足首の角度的に操作が難しい事もありそうです。
今のところはこんな感想です。個人的には、ガチのレースで使うので無ければ十分な性能ですし、見た目も丁度いい感じで満足しています。
まだまだ使っていくので、変化や気付いたことがあれば追記していこうと思います。
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